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2021.11.24

何からすればいいの?オウンドメディアのはじめかた

リモートワークの推進やおうち時間の増加で、今まで以上にインターネットで情報収集する頻度が増えています。そんな中、オウンドメディアが企業と顧客のエンゲージメントを高めるブランディングツールとして再び注目されています。立ち上げ方、目的、運用方法などをご説明していきます。

何からすればいいの?オウンドメディアのはじめかた
目次

    そもそもオウンドメディアってどういうもの?

    オウンドメディア(Owned Media)とは、「自社で保有するメディア」の総称です。ペイドメディア(広告などを出稿する他社のサイト)やアーンドメディア(FaceBook、Twitterなど主にSNSと呼ばれるもの)と組み合わせて運営していくことで、様々なユーザー層と接触することができます。

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    オウンドメディアの大きな目的は、「商品・サービスを認知してもらう」「企業、商品・サービスを好きになってもらうこと」の2つです。

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    製品・サービスページでは語りきれない想いなどをオウンドメディアで発信することで、潜在顧客→見込み顧客→顧客、そして優良顧客(リピーター)へと進化させることができます。また、明確な目的とルール決めを行い、一貫した世界観を作り上げることで、ブランドイメージの定着や、競合との差別化を図ることができます。
    継続的に企業の想いやノウハウを発信できるオウンドメディアは、ブランディングにはもってこいのツールです。立ち上げに必要な作業を順を追って確認していきましょう。

    オウンドメディアを立ち上げてみましょう!

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    ①ゴールを設定する

    オウンドメディアの成功に欠かせないのはゴールの設定です。ここでいくつかのゴール設定例を挙げておきます。

    • 集客:潜在顧客の獲得、育成
    • ブランディング:商品・サービスイメージの認知定着
    • 売上:商品・サービスの販売
    • 採用:求職者に自社に興味を持ってもらう、特徴を知ってもらう

    ゴール設定の他に、集客チャネル(流入経路)、ペルソナ(顧客ターゲットを可能な限り具体化した人物像)、カスタマージャーニー(ペルソナの動き〈行動・思考・感情〉を時系列で見える化したもの)も考えましょう。それらが設定できれば、成果達成までの戦略を立てやすくなります。

    ②運用体制と更新頻度を設定する

    次に、更新頻度の設定や、社内の運用体制を整えていきます。オウンドメディア成功のカギは、長期にわたって安定的に運用することです。そのためには、役割分担をして一人にかかる負担を減らしていくことが重要です。
    オウンドメディアを運営する場合、このような役割が必要です。

    • 全体の統括
    • 進行管理、ライターへの指示
    • 記事作成、編集
    • 効果検証

    例よりも人数を減らすことも可能ですが、一人当たりの業務負担が大きくなるため、更新頻度に見合う人数を運用に割くのがオススメです。

    ③サイトコンセプト、デザインを決める

    ゴール設定をした上で、サイトコンセプト・デザインを制作します。サイトにどのような機能、サービス、コンテンツが必要なのかを洗い出し、それらの条件を満たしたUI設計をする必要があります。
    スタイルメントで制作したオウンドメディアを例として紹介させていただきます。

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    地域と住まいに関する情報を発信する、 ユーザーとのコミュニケーションの場をブランディング。 家づくりに関する実績やノウハウの発信と、地域のイベントや名所の情報を定期的に更新することで、相模原での暮らしに興味を持った人に届きやすいコンテンツを意識しています。 https://www.stylement.co.jp/works/012-1

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    粘着テープの知識や魅力を楽しく分かりやすく伝えるメディア。カテゴリを展示に見立てて、固定コンテンツの歴史館・科学館と、更新コンテンツの企画展・くらし館に分けて運用しています。 https://www.stylement.co.jp/works/009-1

    ④記事を制作して投稿する

    ではいよいよ、実際に記事を制作してみましょう。記事制作において重要なのは次の5つです。

    • 決めた題材にニーズはあるか
    • 検索キーワードは入っているか
    • 記事の体裁
    • 語尾や改行
    • 内容の差別化

    特に題材を何にするかは重要です。運用メンバー内で定期的にどんな題材を取り上げるかなどを共有すると良いでしょう。また、読み手の信頼をなくすことを防ぐため、クオリティチェックや、文章のルール決めも徹底しましょう。
    記事が出来上がったら公開です。記事の内容によっては効果的な公開日や公開時間があったりするので、適切なタイミングで公開しましょう。

    ⑤効果を検証し、運用していく

    記事は投稿して終わりではありません。アクセス状況や反響を確認して結果が良かったか悪かったかを確認し、改善へとつなげていくことが大切です。検証していく上で、定期的にモニタリングできるよう、データレポート(Google Analyticsなど)ツール を使用し、数値で把握できるようにしましょう。「お問い合わせ数」「キーワードの検索順位」など、見るべき数値はたくさんありますが、一気に全て改善するつもりで施策をするのではなく、計画的に改善できるよう、段階を踏んでいきましょう。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?何より重要なのは、「ゴールを決めること」「運用体制を整えること」です。オウンドメディアを立ち上げてから軌道に乗るまでに方向性がブレたり、運用が不定期になってそのまま終了したり…という例は意外と少なくありません。
    スタイルメントでは、お客様の想いに合わせたゴール設定からサイトデザイン、効果検証まで、一貫したディレクションと、高度なクリエイティブをご提供しております。ぜひ、一緒に素晴らしいオウンドメディアづくりをしていきましょう!

    オウンドメディアの他、企業ブランディングのご提案やコーポレートサイト制作・リニューアルも承っております。
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