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2021.02.12

ますます伸びている、企業の動画プロモーションの可能性

新型コロナウイルスの影響はとどまることを知らず、「おうち時間」という言葉も当たり前に使われるようになりました。一人ひとりが自宅で過ごす時間が増える中、右肩上がりで伸び続けているのがパソコンやスマートフォンを介した動画コンテンツの視聴時間です。今回は、企業の動画プロモーションの可能性を探ってみたいと思います。

ますます伸びている、企業の動画プロモーションの可能性
目次

    おうち時間が増えたことで、動画コンテンツの試聴が増加

     2021年も、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。外出自粛により夜遅くまで繁華街を出歩くということも少なくなり、仕事終わりは自宅で過ごしている、という方も多いはず。最近は休日も自宅にいる方が多いのではないでしょうか。
     このような状況が長引くと「消費が活発化しない」ということで、経済への影響が懸念されていますが、おうち時間が増えた反面、伸びている市場もあります。それが動画プロモーション市場。一人一台スマートフォンといったデバイスを持つ、また自宅で過ごす時間が長くなったという背景により、デバイスを通じた動画コンテンツの試聴時間が大きく伸びているのです。
     2020年の調査になりますが、インプレス総合研究所がまとめた動画配信に関する調査結果、『新産業調査レポート「動画配信ビジネス調査報告書2020[With/Afterコロナで変わる社会、動画配信の今後を占う]」』によると、外出自粛期間に「無料動画を見る」が増えた人が、27.5%とトップに。続いて「テレビ番組を見る」が26.3%となっており、わずかながらインターネット上の動画コンテンツ試聴の増加割合が、テレビ視聴の増加割合を上回っていることが判明しました。

    年々大きく伸びている、動画広告市場

     2018年頃の話になりますが、その年は「日本の動画元年」と言われていました。2018年の動画広告市場は1,845億円。5年後の2023年には3,485億円を突破する勢いで成長すると予想されました。実際、2020年の動画広告市場は2,954億円だったため、2023年の3,485億円という数字は大幅に上回るのではないでしょうか。動画の有用性や市場の伸びが注目され始めた2014年頃の規模は311億円程度だったため、その伸び率のすごさがわかると思います。
     実際、デジタルネイティブと言われる10代から20代中盤頃までの若者は、スマートフォンを当たり前のように駆使し、Youtubeやtiktokといった動画配信サービスを活用。自ら撮影もすれば、気に入った動画はSNSでシェアする……といった行動を、自然に行っています。
    もちろん動画市場が伸びているといっても、自社のプロモーション動画があらゆる人に試聴されるようになるというわけではありません。しかし現在では、多くの人がテキスト情報の読解よりも、動画による情報のインプットに慣れつつあるため、その訴求力・浸透力は決して無視できないものになっていると言えるでしょう。こういった受け手側のインプット手法の変化も、市場の伸びを後押ししているのではないでしょうか。

    実は簡単にできる? 自社でもできる動画発信

    私たちも、クライアント様から「動画をPRに使いたい」「動画で何か情報を発信したい」というご相談が多くなってまいりました。先ほどの調査結果にあった無料動画のひとつにはYoutubeがありますが、特にYoutubeは企業の動画プロモーションに使われることが多くなってきています。「自社もYoutubeで何か発信できないか」と考え、動画制作を考えたことのある企業も多いのではないでしょうか。
    しかし、多くの企業が取り組んでいる反面、まだまだ動画の活用に対してイメージがわかない企業も多いと思います。「動画制作って難しそう」「何から手をつければいいかわからない」と感じている方も、少なくないのではないでしょうか。
    実は動画制作は、決して難しくありません。ビデオカメラといった撮影のデバイス自体は簡単に手に入りますし、「とりあえず録ってみる」形でしたら、お手持ちのスマートフォンやデジタルカメラで撮影することも可能です。準備ができたら、動画発信の目的を決め、どんな構成で撮影するか(=動画企画)を決め、撮影し、編集、発信する……やることはこれだけです。
    「それだけ? いやいや、それがむずかしいんだよ!」という声が聞こえてきそうですが、この一連の工程において、抑えるべきポイントはそう多くありません。もう少し、詳しく見ていきましょう。

    動画制作のポイントは、「企画」と「編集」

     動画撮影から発信(WebサイトやYoutubeなどのメディアにアップロード)するまでの手順は上記の通りですが、大事なポイントは2つ。
     1つ目が「企画」です。企画とは、どんな内容をどんなふうに動画にまとめるか、ということ。企画をどれだけ精度高く練り上げるかで、制作物のクオリティが変わってくるといっても過言ではないでしょう。
     企画をする上でまず大切なのは、どんな人に見てもらいたいか、そして動画を見た方にどんな価値を提供したいかを明確にすることです。指針としては、「自社、もしくは専門家は知っているけど、一般の人は知らない」「簡潔でわかりやすく伝えられる」内容にフォーカスするのが良いと思われます。もちろんこの限りではないのですが、動画の特性を考えると、既知の情報、またわかりにくい情報だと、動画を離脱する可能性が高くなってしまいます。
     2つ目のポイントは「編集」。良い企画を練り、撮影がうまくいったとしても、編集がイマイチではやはり離脱が多くなってしまいます。
     編集における第1の要点は、何よりも「わかりやすさ」。話の整合性が取れているのはもちろんのこと、音声が聞こえにくい、また映像が見にくい箇所はないか、動画の全篇を通じて伝えたいことが伝わっているかの確認が重要です。
     次に大切なのは、「面白さ」。面白いというのは、たんに「笑える」といったことではありません。ためになる情報が魅力的に伝わっているか。クリックして見たいと思える動画になっているか。話し方や話の構成を含め、伝え方が大切です。

    人気になれば、大きな効果が見込めるのが動画プロモーション

     いかがでしょうか。とはいっても、はじめのうちはわからないことも多いと思いますので、専門家と相談しながら作っていくのも手段のひとつです。Youtubeを使うならば、動画ごとのPV数を確認できたり、視聴者のコメントを見たりできますので、すぐに改善に生かせます。だんだんと慣れてきたら、企画から制作までを、自社ですべてをやってみることも不可能ではないでしょう。
     低コストで制作でき、大きな効果を見込める可能性があるのが、動画プロモーション。これを機会に、ぜひ一度取り組んでみてはいかがでしょうか。
     スタイルメントでは、動画プロモーションの実績も多数ございます。どんな内容でも構いませんので、ぜひ何か相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。

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