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2019.04.17
webサイト「しっかり」見られていますか?
直帰率
直帰率はwebサイトの第一印象がもっとも分かりやすく数字に現れる指標です。最初に訪れた1ページのみを閲覧して、他のページを見ずにwebサイトから離脱することを「直帰」と呼びます。直帰数をセッション数で割るとサイト全体の直帰率がわかります。
例外はありますが、基本的に「直帰率が高い≒ユーザーのwebサイト全体への興味が薄い」ということなので、原因を究明して改善策を講じる必要があります。
訪れるユーザーとコンテンツのミスマッチが起こっている場合や、他のページへ誘導する案内が不十分な場合、webサイトがユーザーの閲覧環境に対応しておらず表示にトラブルがある場合、単純にコンテンツのクオリティが低い場合など…直帰率が高くなる原因は様々です。
ちなみに「直帰」は必ずしも悪いものではありません。一つのページでしっかり満足してもらえれば良い場合や、外部サイトに飛ばすことを目的としたページでちゃんと目標を達成している場合などがあります。サイトの内側を調整することでそう言った閲覧が直帰に含まれないよう設定することもできます。
回遊率
回遊率はwebサイト1回の訪問で平均何ページ見られているかを測るものです。こちらは直帰率とは逆に「回遊率が高い≒ユーザーのwebサイト全体への興味が強い」と考えられる指標になります。
PV数をセッション数で割ることでもとめられます。前回の記事をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、「平均ページビュー」とも呼ばれる指標で、GA上では「ページ/セッション数」として表示されます。
平均滞在時間
webサイトを見るのにどのぐらい時間をかけているかを知ることができます。基本的に「平均滞在時間が長い≒ユーザーがwebサイトの内容を読みこんでくれている」と考えられます。セッション単位で見る場合とページ単位で見る場合があります。
滞在時間はコンテンツの特徴やユーザーの属性によって差が大きいため、平均化された数字を一つ見るだけでは良し悪しの判断が難しいです。施策の前後で推移を確認したり、ページごとの数字を比較したりすることで捉えやすくなります。
計測の仕組み上、最後に閲覧されたページの滞在時間は計れないようになっています。開きっぱなしで放置された時間などを含めないようにするためですね。
まとめ
以上の3つが「サイトがどのぐらいしっかり見られているか」を手早く知りたい時に役に立つ指標たちです。レポートなどをご覧になる際に、全体のボリュームと併せてこのあたりも読めるようになるとよりサイトへの理解が深まるはずです。ぜひ、目をとめてみてください。