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2023.05.02

Indeedと採用サイトを連携させる方法を解説【クローリング掲載の仕組みとメリット】

求人媒体としてすっかり定着したIndeedですが、媒体費をかけずに自社の採用サイトとIndeedを連携させることができるのをご存じですか?サイト側で対応することで効率よく、効果的に採用情報を掲載できるようになります。今回はIndeedの基本的な仕組みと連携方法について、詳しく解説します。(更新日:2023年5月2日)

Indeedと採用サイトを連携させる方法を解説【クローリング掲載の仕組みとメリット】
目次

    そもそもIndeedとは

    Indeedとは採用情報に特化した検索エンジンです。リクナビなどの求人サイトは各媒体ごとに出稿を受けた求人情報を掲載していますが、Indeedは他の求人媒体や企業の採用サイトなど、WEB上に存在する求人情報をまとめて収集(クローリング)して掲載しています。ユーザーはIndeed上で検索するだけで、多くの求人情報を一括で調べることができます。その利便性から多くのユーザーが利用するようになり、近年では採用活動を考える上で避けては通れないサイトへと成長しました。

    採用サイトをIndeedと連携させるメリット

    Indeedを採用サイトと連携するメリットは大きく2つが考えられます。

    • 自動掲載で「媒体更新の手間を減らせる」

    募集条件などに変更があった際、複数の媒体で情報を更新するのはけっこう手間がかかってしまいますよね。Indeedと採用サイトを連携させれば、採用サイトに載せている情報が自動的に掲載されるようになるので、更新の手間を減らせます。多数の地域や職種で応募をかけたい企業にとっては、特に大きなメリットになります。基本的には24時間以内に自動で反映されるようですが、反映に時間がかかっている場合は、手動で申請をかけることもできます。

    img

    (採用サイトの募集情報がIndeedに掲載されている例)

    img

    • 求人情報が「目に留まりやすくなる」

    Indeed側の収集ルールに則った採用情報を用意することで募集要項の掲載漏れを減らし、ユーザーの検索する応募条件にかかりやすくなります。単純に目に触れる機会が多くなるのに加えて、ある程度こちらの意図した通りに情報を掲載できるので、アピールポイントを載せやすくなります。Indeed上に多く掲載されている、連携を意識せずに自動で収集されただけの求人情報と比較して、目に留まりやすい情報を載せられるようになります。

    連携に必要なのは「クローリング掲載」への対応

    Indeedは二つの方法で求人情報を集めています。一つは、求人情報を書き込んで投稿してもらう「直接投稿」。もう一つはWEB上の求人情報を機械的に収集する「クローリング掲載」。後者の「クローリング掲載」に採用サイトを対応させることで、半自動的にIndeed上に情報が掲載されるようになります。

    掲載条件は「システムのため」と「ユーザーのため」

    「クローリング掲載」で集められる求人情報には条件があります。色々と細かい条件があるのですが、2つの目的に分けて理解すると把握しやすくなると思います。

    ①Indeed側の情報収集やサイトの仕組みに合わせるための条件

    • 自社サイト内に求人ページがあること
    • HTML形式で作られていること
    • 1職種×1勤務地ごとにURLが指定されていること …など

    基本的な条件として、Indeed側のシステムに対応するためのものがいくつかあります。ログインしないと内容を確認できないページや、画像を多く使用している求人情報は、機械的に読み取れないため対象外となってしまいます。また、Indeed上では検索条件に対応する情報をユーザーに提示するため、ひとつの求人情報の中に複数の勤務地が記載されているような求人情報も掲載の対象外となります。

    ②ユーザーにとって満足度が高い情報を集めるための条件

    • 仕事内容、勤務地、条件等が詳細に明記されていること
    • 応募方法が明記されていること
    • 職種名がキャッチなどを含まないシンプルなものであること …など

    こちらはIndeedがひとつの検索サービスとしてユーザーの満足度を高めるため、つまり検索結果の質を高めるための条件です。一般的に、検索ユーザーはシンプルで分かりやすく、正確な情報を求めています。求職者にとっては更に、応募を検討するのに必要な情報が揃っていること、応募すると決めたらエントリーまで迷わず進めること、が望ましいですよね。そういった情報を機械的に集めるための条件がいくつか設定されています。

    より詳細な条件はサポートページに掲載されているので興味のある方は覗いてみてください。
    Indeed サポート



    これらの条件を満たすように、募集要項ページを複数作っておいたり、サイト内の情報を整えたりすることで、クローリング掲載に対応して採用サイトとIndeedを連携させられるようになります。

    Tips:クロール申請の手続き方法

    メリットの項目でも触れた「クロール申請」の手順も解説しておきます。条件を満たしているページであれば、時間が経てばいずれIndeedに表示されるようになりますが、新しく公開した求人情報は少しでも早く求職者の目に触れてほしいですよね。また、Indeed側の仕様が変わったり、自社サイト側でURL等が変わって表示されなくなった場合にも、申請をかければ再掲載されやすくなります。

    「仕様」や「申請」と聞くと、専門的な知識が必要なものをイメージされてしまうかもしれませんが、手順さえ分かれば誰でも数分で対応できる簡単なものです。

    • https://indeed.force.com/employerSupport1/s/contactsupport?language=ja

      にアクセスしてください。
    • どのようなサポートが必要ですか? 「広告掲載について or 求⼈広告」を選択する
    • Webサイト 「クローリングさせたいサイトのURL」を⼊⼒
    • 説明 「⾃社サイトのクローリング依頼です」と⼊⼒
    • その他必須項⽬もきちんと⼊⼒して「送信」ボタンをクリック

    その後、Indeed担当者からメールが来るので、 以降はメールでのやりとりとなります。もし条件に合わないページになってしまっている場合でも、どこを直せば掲載されるのか等、 丁寧にサポートしてくれます。

    Indeedの掲載をエントリーに繋げるために

    ここまでIndeedと採用サイトの連携方法についてご紹介してきました。Indeedと採用サイトを連携させることで、効率的にユーザーの目に触れる機会を増やすことができるようになります。とはいえ、それだけですぐにエントリーが来るとは限りません。募集ページから企業の魅力や仕事内容が伝わらなければ、エントリーには繋がらず、結局他の企業を選ぶことになってしまいます。

    もし、Indeedとの連携でアクセス数が増えたにも関わらず、なかなかエントリーが増えないような場合は、採用サイトやコーポレートサイトのコンテンツの見直しをおすすめしています。

    多くのユーザーはIndeedで気になった企業について応募前に周辺情報を調べた上で最終的な応募の意思を固めます。その期待感に応えて、信頼を得られるコンテンツをサイト上に用意しておくことで、エントリーに繋げやすくなります。

    まとめ

    いかがだったでしょうか。今回はIndeedと採用サイトを連携する方法とそのメリットについてご紹介しました。採用サイト側の調整にはHTMLの知識が必要になってくるので少しハードルが高いかもしれませんが、一度対応してしまえば効率よく採用活動を行えるようになります。

    スタイルメントでは既存サイトのIndeed対応や、連携を前提にした採用サイトの制作を承っております。お困りのことがございましたら、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

    <お問い合わせはこちらから>

    <採用サイトの制作実績はこちらから>
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