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ノーコードツールでホームページを自作する場合の落とし穴

ノーコードツールって何?

ノーコードツールは、プログラミングの知識が全くなくても、マウス操作だけでホームページやアプリが作れる、まさに画期的なツールです。これまでのようにプログラマーが複雑なコードを書く必要がなく、ドラッグ&ドロップで、誰でも簡単にデジタルコンテンツを作成できるのが最大の魅力です。
面倒なサーバー契約などの専門的な手続きも不要なので、パソコンとブラウザさえあれば企業のホームページやネットショップまで手軽に作れてしまいます。開発費用もグッと抑えられるので、特に中小企業さんやスタートアップ企業さんにとっては、すごく頼れる存在になっています。手軽でコスパも良いから、最近はものすごい勢いで普及していて、色々なビジネスで活用され始めているようです。

ノーコードツールは万能?

ノーコードツールは非常に便利ですが、利用するうえでいくつか注意すべき点もあります。多くのノーコードツールは確かに便利で高機能ですが、ホームページなどをゼロから作る場合に比べると自由度が低く、複雑な機能の実装には限界があること、デザインの知識が必要なこと、直感的に操作できるとはいえ使い方を覚える必要があること、セキュリティ面で課題がある場合があること、さらに将来ツールのサービスが終了した場合のリスクも考慮する必要があります。これらの点をよく理解してから、利用を検討することを強くお勧めします。

今回はノーコードツールを利用するうえで企業が陥りやすい落とし穴を、web制作会社の現場の視点から紹介していきます。

ノーコードツールで自作する場合の10の問題点

1. ノーコードツールの種類が多い

ホームページを作成できるノーコードツールは、その用途、難易度、コスト、機能面、デザインの自由度など、様々な条件から多くの種類があります。
以下に代表的なノーコードツールを挙げておきます。

  • Wix(ウィックス)
  • ペライチ、Jimdo(ジンドゥー)
  • STUDIO(スタジオ)
  • Webflow(ウェブフロー)
  • Shopify(ショッピファイ)
  • Canva(キャンバ)
  • Googleサイト

これらすべてを比較して、自分が作ろうとしているホームページに合ったツールを見つけるのは意外と難しいものです。使ってみたものの操作が難しかったり、できることが限られていたりして、作ってる途中で挫折することもあるかもしれません。

2. 直感的な操作にも慣れが必要

ノーコードツールは、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作が売りですが、複雑な機能を使いこなすには、ある程度の慣れと学習が必要です。すでに用意されてるテンプレートを利用して作るだけでも、思った通りのレイアウトにならなかったり、設定項目が多すぎてわからなかったりすることがあります。それらを覚えるための時間と手間は「学習コスト」という面から無視できません。

ノーコードツールの使い方を覚える必要がある

3. デザインはテンプレートに頼りきり

多くのノーコードツールは、洗練されたデザインテンプレートを提供していますが、そもそもテンプレートの良し悪しを判断するデザインの知識がなければ、ありきたりなデザインになったり、会社の事業内容やイメージにそぐわないホームページになってしまったりする可能性があります。さらにホームページ全体の統一感を出すには、色やフォントの組み合わせといったデザインの基礎知識が求められます。

4. 情報設計・レイアウトの難しさ

どのような情報をどこに配置すれば見やすく、ユーザーが目的を達成しやすいホームページになるか、という「情報設計」のスキルが必要になってきます。思いつくままにコンテンツを配置していくと、分かりにくいホームページになってしまう危険性があります。また、情報の優先順位や視線誘導といったレイアウトを工夫する難しさ、ユーザーの行動を予測した導線設計やユーザビリティ(使いやすさ)なども考慮する必要があります。

デザインの前に最適な情報設計が必要

5. コンテンツ素材の準備

ノーコードツールは「デザインの枠」としてテンプレートを提供してくれるだけなので、当然ながらホームページの「中身」となる、文章や写真、イラスト、動画などの素材は、自分で用意しないといけません。
誰に何を伝えるのかを明確にし、訪問者の心に響く文章を執筆する能力が必要です。そして魅力的な商品写真や、会社の信頼性を伝えるための高品質な画像素材が求められます。自分で撮影するかカメラマンに依頼するか、ストックフォトサービスを利用するなどの手間やコストが発生します。

6. SEO対策の限界

ほとんどのノーコードツールでは、ソースコードの編集ができないため、高度なSEO対策を行うことが難しい場合があります。SEO対策をしないと検索エンジンに表示されにくくなり、誰にも見られないホームページになってしまう可能性があります。検索エンジンに表示されやすくするには、ページのタイトルや見出しに適切なキーワードを含めたり、タグと呼ばれる適切なソースコードを設定する「SEOの内部施策」を行う必要があります。

7. 機能や拡張性の限界

多くのノーコードツールには様々な機能が搭載されていますが、事業の成長に伴って複雑な機能を追加したくなった場合、提供されている機能だけでは対応しきれないことがあります。例えば飲食店の予約ツールや商品の検索機能などです。その場合、別のサーバを契約してエンジニアがゼロから作らなければならない可能性もあります。

8. サポート体制の不安やサービス終了のリスク

多くのノーコードツールは低価格で提供している反面、きめ細やかなユーザーサポートを用意していない場合が多く、何か相談したくても問い合わせに時間がかかったり、時には自分で調べる必要があります。さらに利用しているノーコードツールのサービス自体が終了した場合、ホームページが閉鎖されるだけでなく、データが失われるリスクもあります。ツールの選定には将来性も考慮する必要があります。

9. 運用上の手間

ホームページは作って終わりではなく、むしろ公開した後の更新作業や改善が重要です。運用のために常駐スタッフを配置したり、効果を上げるために改善策を考えて実行したりするのは、ホームページを作るよりも難しいことに気が付くでしょう。

10. クロスメディア展開

SNSの普及により、企業がクロスメディア展開に取り組む必要性は格段に高まっています。頑張ってホームページを作ったけど期待したほど問い合わせが来なかった、なんてこともよくあります。これからは単一のメディアに依存するのではなく、SNSを含む複数のメディアを連携させることで、企業やブランドの認知度向上や顧客獲得をより効果的に進めることができます。そのための施策を考え、実行する必要がありますが、ノーコードツール単体ではそれが出来ません。

まとめ

ノーコードツールは、デザインテンプレートや機能が豊富で低価格なため、専門知識がない人でも始めやすいという利点があり、急速に普及しています。しかし、プランニングやデザインに関する広範囲な専門知識も必要となるため、期待したほどの成果を上げられていないケースも多く見られます。

多くの企業にとって、制作会社に依頼する最大の懸念点は予算面だと思いますが、低価格だからといって安易にノーコードツールを選択すると、後悔することになるかもしれません。たとえノーコードツールで費用を抑えて制作するにしても、豊富なノウハウを持つ制作会社に依頼した方が、上記に述べた問題点のほとんどが解消され、結果的に良い結果になることが多いのです。

スタイルメントでは、ご予算に応じた様々なプランをご用意しており、ノーコードツールの「STUDIO」を利用した安価なホームページ制作もサービスラインナップとして導入しています。

  • ホームページを作りたいけど何から始めればいいか分からない
  • 予算はないけれど、できるだけ良いものを作りたい
  • ノーコードツールの使い方を覚える時間がない
  • 原稿や写真を用意できない

といったご要望にも可能な限りお応えしますので、ぜひこの機会にご相談ください。
もちろん、ご予算に応じてWordPressを使ったより本格的なホームページ制作にも対応いたします。

Webサイトをはじめ、ロゴ、パンフレット、広告など幅広い領域のデザインとビジュアル開発、実装までを手がけるチームです。案件ごとに複数名でアイデアを出し合いながら制作を進めるスタイルで、企画段階から関わる機会も多くあります。日々の制作を通じて得た知見や、デザインに対する考え方をお伝えしていきます。

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