STLOG スタログ

マーケティングからWEBサイト、ブランド、デザインまでのトータルデジタルメディア

【プロが解説】求人広告の写真で応募が変わる!印象を良くするポイント

求人広告において、写真は会社の第一印象を決定づける重要な要素です。求職者は求人原稿を読む前に、まず写真から会社の雰囲気や働く人の印象を判断しています。その判断にかかる時間は、わずか0.1秒とも言われています。

さらに求職者は、仕事内容そのものだけでなく、「どんな人が働いているのか」「職場の雰囲気は良さそうか」といった非言語情報も重視しています。だからこそ、写真の選び方次第で応募率は大きく変わります。

本記事では、採用分野に詳しいデザイナーの視点から、求人広告で効果を最大化する写真選定のポイントをわかりやすく解説します。

求職者目線で見る「印象の良い写真」とは?

まず大切なのは、「求職者がどのような写真を魅力的と感じるのか」を知ることです。以下に、求職者目線で印象の良い写真の特徴を紹介します。

清潔感があり、明るい写真

日差しが差し込む日中に撮影することで、明るく清潔感のある印象になります。自然光を活用した撮影は、被写体に柔らかさや温かみをもたらし、立体感や奥行き感を増す効果があるためです。職場の雰囲気や社員の表情が伝わりやすくなり、求職者の好印象につながります。

働く環境(場所)がリアルに想像できる写真

求職者は、写真から「どんな場所で、どんな雰囲気の中で働くのか」を具体的にイメージします。そのため、デスクまわりや背景を整えて撮影し、実際の職場環境がわかるようにしておくことが重要です。背景が雑然としていると、働く様子が想像しにくくなるだけでなく、職場の印象を下げてしまう可能性もあります。

仕事内容が自然に伝わる写真

求人広告でしばしば見かけるのが、カメラ目線で直立不動の社員写真です。これでは自然に働く姿が伝わりにくくなってしまいます。カメラから目線を外し、作業中の自然な姿を斜めから撮影することで、「第三者が見ている」ような写真となり、「実際に働く姿」をリアルに伝えられます。

威圧感がなく、誠実さが伝わる写真

ポーズや表情も、印象を大きく左右するポイントです。例えば、「腕組み」は場合によっては威圧的・上から目線に見られることもあります。自然な姿勢で立つ、軽く手を前でそろえるなど、柔らかい印象になるポーズを意識しましょう。

また、誠実さや親しみやすさを伝えるうえでは、清潔感のある身だしなみも欠かせません。特に社長の写真は特に求職者が注目するため、掲載する場合は、事前に美容室で整える、適切な服装を準備するなどの準備も合わせて行うと効果的です。

距離感が適切な集合写真

集合写真も、職場で働く人たちの雰囲気を伝えるために有効な写真です。ただし、遠慮して人と人の間が空きすぎると、仲が良くなさそうに見えることがあります。もう一歩距離を詰めて、チームの一体感を伝えましょう。

より効果的に伝えるための“写真戦略”

良い写真の条件を理解したうえで、さらに求人効果を高めるための「戦略的な写真選び」のポイントを紹介します。

採用のターゲットと同年代の社員の写真を使用する

求職者は、自分と近い年齢層の人物に親近感を持ちやすい傾向があります。応募してほしいターゲットに合わせて、社内から近い年代の社員に協力してもらうことで、より効果的な写真に仕上がり、応募率の向上も期待できます。

職種ごとに「象徴的な瞬間」を押さえる

 職種ごとに魅力が伝わるシーンは異なります。エンジニアなら真剣にコードを書く姿、接客職なら笑顔で会話している姿など、その仕事らしさが一瞬で伝わる写真を用意しましょう。

会社の価値観が伝わる写真を使う

どんな働き方を大切にしているのかが視覚的に伝わることで、求職者とのミスマッチを防ぎ、共感を生みやすくなります。例えば、「チームワークを重視する会社」であれば、複数人が協力して作業している場面など、価値観を象徴するシーンを撮影すると効果的です。

 掲載文章に合った写真を選ぶ

求人広告の本文と写真のメッセージがズレると、チグハグな印象を与えてしまい、伝えたいメッセージが求職者に届かなくなります。「働く環境」「仕事内容」「人柄」など、文章の文脈に沿った写真を選択しましょう。

避けたい「NG写真」の特徴

これまで紹介してきたものとは反対に、掲載すると印象を下げてしまう写真の特徴を紹介します。

わざとらしすぎる写真

ポーズや表情が不自然で、 演じている感が強い写真は、特に20〜30代の求職者にとって大きな忌避感を与える可能性があります。日常的にSNSでリアルな情報に触れている世代は、作られた笑顔や誇張されたポーズを敏感に見抜き、「嘘っぽい」「信用できない」という印象を抱きやすい傾向があります。

撮影時期が古すぎる写真

5年、10年前など過去の写真は、会社の今の状況を正しく伝えられません。写っている人物のスタイリングや、パソコン・スマートフォンなどの電子機器も古く見えるため、「古い体制の会社なのでは?」という印象を与えてしまう可能性があります。

画質の悪い写真

サイズが小さい写真を無理やり大きく表示させると、粗く不鮮明に見えます。古い印象を与えるだけでなく、細部に気を遣っていない雑な会社という印象を与えてしまいます。

○画質に問題がない写真
×画質が悪い写真

縦横比が歪んでいる写真

写真の縦・横の比率が歪んでいると、被写体が不自然に変形されて見え、不安定な印象を与えます。写真を求人広告に掲載する際は、写真に歪みがないかどうかチェックしましょう。

○縦横比に問題がない写真
×縦横比が歪んでいる写真

見えにくい文字加工

求人広告に掲載するにあたり、写真の上に文字を載せて加工することもあるかと思います。この場合、文字が背景と重なって読みづらくなってしまっているケースをしばしば見かけます。写真に文字を載せる時は、白い背景をつけたり、文字と重なっても見えにくくならない背景の上に配置したりするなど、注意を払う必要があります。

○文字が見やすい写真
×文字が見えにくい写真

社内で撮影するときに意識したいコツ

プロのカメラマンを使わず、社内で写真を用意する場合は、以下のポイントを押さえておくとスムーズに効果的な写真を撮影することができます。

最初に「何を訴求したいか」を整理する

効果的な写真を撮影するためには、「自社の魅力は何か?」「自社が求職者に伝えたいことは何か?」をまず整理する必要があります。例えば、チームワークが魅力の社風なのであれば、和気藹々とした集合写真、個人で黙々集中して取り組む環境なのであれば、1人が仕事に集中している写真、など伝えたいことによって効果的な写真は異なるためです。

必要な写真をリスト化する

「誰を撮るか」「どの場所で撮るか」「どんな構図か」を事前に整理しておくことで、当日の撮影がスムーズになります。あらかじめ必要なカットをリスト化し、参考となるイメージ写真を共有しておくと、撮影者(カメラ担当)、被写体となる社員、その他関係者との認識を揃えやすくなり、当日慌てずに進行できます。

このとき、キャスティングについても事前に考えておくことが重要です。求人広告では、顔が見える写真の方が職場の雰囲気や働く人の存在が伝わりやすくなりますが、顔出しに抵抗がある社員への配慮は必須です。撮影を進める際は、撮影の目的や写真の使用先・掲載範囲を事前に丁寧に説明したうえで、内容に納得した社員に協力してもらう必要があります。

カメラ選びと撮影時のポイント

カメラは、スマートフォンでも十分対応できます。最近のスマートフォンはカメラ性能が高く、明るい環境であれば、自然で見栄えのする写真を撮影しやすくなっています。高額なカメラ機材を用意しなければならないと、気負う必要はありません。

スマートフォンで撮影する場合は、「どこから光が入っているか」を意識することがポイントになります。 差し込む自然光に対して、被写体が明るく見える位置に立ってもらうだけでも、写真全体が柔らかく、清潔感のある印象になりやすくなります。

なお、よりクオリティを高めたい場合には、デジタルカメラやミラーレス一眼を使うことで、背景のボケ感や空気感を表現しやすくなります。

撮影のロケーション選定と事前準備

撮影では、ロケーションの選定も重要です。背景は写真の印象を大きく左右するため、自然光が入りやすく、壁や什器など背景として見栄えのする場所を選び、撮影ポイントを決めておきましょう。そのうえで、撮影前には周囲の整理整頓を行います。不要な物が写り込むと写真の印象が雑然としてしまうため、背景はできるだけスッキリと整えておくことが大切です。

また、整理整頓の際には、個人情報が記載された書類や社外秘の資料が写り込まないよう意識することも必要です。あわせて、パソコン画面の映り込みについても留意しておくと安心です。

関係者への計画的な周知

撮影日は余裕を持って関係者に共有し、以下の内容を事前にお願いしておくと、撮影がスムーズに進みます。

  • 撮影場所の整理整頓
  • 当日の撮影スケジュール
  • 当日の身だしなみの案内(服装や髪型について)

上記が十分でないと、「当日、片付けに時間がかかってしまった」「撮影しようと思っていた会議室が使用中だった」などというトラブルが起きてしまいます。

採用効果をさらに高めるために

ここまで、求人広告で効果を出すための写真のポイントをご紹介してきました。次のステップとして、より一貫した魅せ方を整えたい場合は、写真とWebサイト(採用サイト)の設計をセットで考えることが効果的です。

スタイルメントでは、採用サイトの設計と写真撮影を総合的にディレクションし、メッセージとビジュアルが一貫した、採用に強いサイトを制作しています。「採用効果をさらに高めたい」「自社の魅力をより正確に伝えたい」という企業様に、プロのカメラマンとデザイナーが連携し、採用に強いビジュアルづくりをご提案いたします。

プロのカメラマンによる撮影

経験豊富なプロのカメラマンによる撮影は、限られた時間でも高いクオリティの写真を生み出すことができます。本格的な撮影機材を使用し、光の使い方や構図を的確に判断することで、写真の立体感や印象にも差が生まれ、企業をより魅力的に伝えることが可能です。

また、プロのカメラマンは、被写体の方の緊張を和らげながら、自然な表情やポーズを引き出すことにも長けています。こうした点こそが、仕上がりに大きな差が生まれるポイントです。

アートディレクター監修の撮影

撮影にはスタイルメントのアートディレクターが立ち会い、会社らしさが伝わる構図をディレクションします。

デザイナー目線で最適な写真を選定

スタイルメントでは、プロのデザイナーがサイト全体の構成や訴求ポイントを踏まえ、最も効果的に魅力が伝わる“使える写真”を選定します。単に雰囲気の良い写真を選ぶのではなく、ユーザー視点での見え方、ページ内での役割、文章との相性まで考慮し、応募につながるビジュアルへ仕上げます。

レタッチもプロが対応

写真の印象は、明るさ・色味・コントラストの微妙な調整によって大きく変化します。スタイルメントでは、プロのデザイナーがレタッチを行い、写真のクオリティを最適化します。暗く写った写真の補正や色味の統一など、採用サイト全体の世界観が揃うよう細部まで調整することで、より洗練された印象を与えるビジュアルを実現します。

撮影段取りもまるごとお任せ

日程調整・カメラマンの手配・事前準備・当日の進行まで、全てスタイルメントにお任せください。どんな写真を何枚、どのようなスケジュールで撮影するのかというスケジュールも、事前に資料として共有させていただきますので、ご安心ください。

まとめ

求人広告の写真は、求職者の第一印象を左右し、応募意欲に大きく影響します。これまで紹介してきたポイントを抑えることで、求人広告の伝わり方は大きく変わります。

本日ご紹介した内容は、弊社のデザイナーが有する写真に関する知見のごく一部です。実際の案件では、デザイナーが持つ多角的な視点や経験を組み合わせ、写真の選定から構成、表現方法まで総合的に検討しながら、より精度の高い採用サイトをつくり上げています。

「自社の魅力をもっと的確に伝えたい」「写真撮影も含めてプロに任せたい」と感じられた方は、ぜひ採用サイト制作サービスのページもご覧ください。具体的なサポート内容や事例をご紹介しています。

採用サイト制作・採用ブランディングならご相談ください

スタイルメントでは、ブランディングのノウハウと、経営課題を解決するための設計・デザインの提供を強みとしています。採用活動についてのお悩みがあればお気軽にご相談ください。企業の魅力を引き出し、事業の拡大につながる採用サイトの制作・運用をサポートいたします。

Webサイトをはじめ、ロゴ、パンフレット、広告など幅広い領域のデザインとビジュアル開発、実装までを手がけるチームです。案件ごとに複数名でアイデアを出し合いながら制作を進めるスタイルで、企画段階から関わる機会も多くあります。日々の制作を通じて得た知見や、デザインに対する考え方をお伝えしていきます。

同じカテゴリーの記事

お困りごと、スタイルメントに相談してみませんか?

詳細が決まっていない場合もお気軽にご相談ください。
専門スタッフが対応いたします。

お問い合わせ airplane-orbit airplane2